高額副業スクールに入る前に確認すべき7つのこと|借金300万円を作った僕の反省

副業

はじめに 「これで人生変わる」と思い込んだ日のこと

副業スクールの面談から帰る電車の中で、僕は興奮していました。

「作業量に応じて月収100万円も可能」「永久コンサルで120万円は安い」「今日申し込めば通常価格150万のところ120万で永久サポートする」

こういうったことを言われ、僕の妄想は膨らむばかりでした。
実際に消費者金融で120万借りて現金で払った為、それも興奮する要因となっていました。

経理として12年間、会社の決算書を読んできた僕が、高ぶる気持ちにまかせ消費者金融で借金してお金を払っていたのです。

結果として、複数の高額情報商材やコーチングプログラムへの投資が積み重なり、気づいたときには借金は300万円を超えていました。

同じ失敗を繰り返さないために、そしてこれから副業スクールへの入会を検討している方に少しでも役立てればと思い、この記事を書いています。


なぜ高額スクールに魅力を感じてしまうのか

まず大前提として、副業スクールのすべてが悪いわけではありません
本当に価値のあるスクールも存在します。

ではなぜ、冷静に考えれば疑問を抱くべき高額スクールに、多くの人が引き込まれてしまうのか。

1. 「このままではいけない」という焦りを刺激される

副業スクールの説明会は、たいてい「現状の危機感」から始まります
物価上昇、年金の不安、会社への依存リスク——どれも実際に存在する問題なので、聞いていると
やばい、今すぐ行動しないと」という気持ちになります。

2. 成功事例が「自分でもできそう」と思わせる

「元会社員が3ヶ月で月30万円達成」「育児中のママが在宅で稼ぐ」——自分と似た境遇の成功事例を見せることで、「自分にもできるかも」という錯覚が生まれます。

3. 「今だけ」という締め切りが判断力を奪う

実際にこれで僕も騙されました。

「今日申し込むと30万円割引」「残席あと2名」——締め切りを設けることで、じっくり考える時間を奪い、衝動的な意思決定を促します。

経理の仕事をしている僕でも、こうした心理的な罠にはまってしまいました。知識があることと、感情に左右されないことは別の話なのです。


入る前に確認すべき7つのこと

① 返金保証の「条件」を細かく確認する

個人的にはこれが大事だと思っています。

「全額返金保証あり」という言葉は、一見安心感があります。しかし重要なのは、保証の「条件」です。

確認すべき点は次の通りです。

  • 返金申請できる期間はいつまでか(入会後7日間?30日間?)
  • 返金に必要な条件は何か(「すべての課題を提出した上で」「コーチとの面談を○回受けた上で」など)
  • 返金時の手数料や振込手数料は差し引かれるか

実態として、条件が複雑すぎて現実的に返金申請できないケースや、申請自体を門前払いにされるケースも少なくありません。「返金保証=リスクゼロ」とは決して思わないことが大切です。


② サポート内容の「具体性」を確認する

「専属コーチによる徹底サポート」という謳い文句も、中身を確認しないと危険です。

実際に確認してほしいのは次の点です。

  • コーチとやりとりできる手段は何か(チャット、電話、対面など)
  • 1回あたりのサポート時間や頻度はどの程度か
  • サポート期間は何ヶ月間か(期間終了後はどうなるか)
  • コーチは専任か、複数の受講生を担当しているか

「いつでも質問できます」という言葉が、実際には「Slackで質問できるが返信は数日後」ということもあります。サポートの質と量は、入会前に文書で確認しておくことをおすすめします。


③ 実績者の「再現性」を疑う

成功事例は、スクール側が最も有利な事例を選んで掲載しています。
確認すべきは「その成功が自分にも再現できるか」という点です。

  • 卒業生の成功事例は、受講者全体の何パーセントか
  • 成功した人の属性(職業、スキル、副業に使える時間)は自分と近いか
  • 成果が出るまでにかかった時間とコストはどの程度か
  • 実績者に直接連絡して話を聞けるか

特に「○○さんは3ヶ月で月50万円を達成!」という事例は、例外中の例外である可能性が高いです。スクール全体の「平均的な成果」を聞いてみると、実態がよりわかります。


④ 分割払い・ローンを使わせようとしていないか確認する

高額スクールの営業現場では、「今すぐ払えなくても大丈夫です」「教育ローンがあります」という言葉が頻繁に登場します。

これは非常に危険なサインです。

カードの分割払いやキャッシング、教育ローンを使って高額スクールに入会することには、次のようなリスクがあります。

  • 副業で稼げなくても、返済だけは確実に続く
  • 利息が発生し、実質的な支払い総額が増える
  • 返済のプレッシャーがメンタルに悪影響を与える

僕自身がまさにこの落とし穴にはまりました。「稼げるようになればすぐ返せる」という発想は、借金が雪だるま式に増えていく前提を無視しています。

原則として、借金をしてまで入る副業スクールは存在しない、と思っておくべきです。

以前100万以上かかるスクールに入ろうとしましたが、ローンの審査を通すために源泉徴収票を偽装するので大丈夫と言われ、入るのをやめた経験があります。
それは明確な犯罪行為なので、絶対にやめましょう。


⑤ 運営会社の情報を調べる

特定商取引法に基づく表記(いわゆる「特商法表記」)を必ず確認しましょう。

チェックポイントは次の通りです。

  • 会社名、代表者名、住所、電話番号が明記されているか
  • 法人登記と一致しているか(法務局の登記情報で確認可能)
  • SNSや口コミサイトでの評判はどうか

特商法表記が不完全だったり、住所が私書箱だったりする場合は、問題が発生しても連絡が取れない可能性があります。経理の感覚でいえば、「与信調査なしで大金を払うな」ということです。


⑥ 「今すぐ決めなくていい」と言ってくれるか確認する

これは一見シンプルですが、非常に重要な判断基準です。

「今日中に決めないと価格が上がります」「残席が埋まってしまいます」と強調してくるスクールは、冷静な検討を妨げようとしている可能性があります。

信頼できるスクールであれば、「一度持ち帰って検討してください」「ご家族と相談されてからで構いません」と言えるはずです。

入会を急かしてくる場合は、一歩引いて考えるサインだと覚えておいてください。

僕がせどりの師匠に10万円で教わった時は、「今は教わる段階ではない。一度整理して。」と言われて帰された経験がありました。後日改めてお願いして、申し込みをしました。


⑦ 「無料で代替できないか」を考える

副業スクールに払おうとしている金額で、同じ知識やスキルを無料または低コストで習得できないか、必ず考えてみてください。

たとえば次のような方法があります。

  • YouTubeやブログの無料コンテンツで基礎を学ぶ
  • Udemyなどのプラットフォームで数千円から講座を受ける
  • 副業に関するコミュニティやSNSで情報を集める
  • 図書館で関連書籍を読む

高額スクールの「差別化ポイント」が、本当に有料でないと手に入らないものか、冷静に見極めることが大切です。

無料の情報に価値がないことが多いですが、高額な情報こそ正しい訳ではないので注意が必要です。
この塩梅が難しいですが・・・。


迷ったときに一度立ち止まる方法

説明会の興奮の中で即断しないために、僕が今なら実践したいと思う方法を3つ紹介します。

1. 「72時間ルール」を使う

大きな買い物の決定は、最低72時間(3日間)待ってから行う、というルールです。時間をおくことで、感情的な興奮が冷め、冷静に考えられるようになります。

2. キャッシュフローを紙に書く

スクール代を支払った場合の、翌月から6ヶ月間の家計キャッシュフローを実際に紙に書いてみてください。経理的な視点で「払えるかどうか」ではなく「払い続けられるかどうか」を確認します。

3. 信頼できる第三者に話す

家族、友人、またはその分野に詳しい人に相談してみてください。「おかしいと思う」と言われたら、それは正直な反応です。周囲の意見を無視して突っ走ることが、後悔の始まりになりがちです。

僕は副業を始めるときに周りに相談せず初めてしまったことで借金が膨らみました。
一部自己啓発本では「成功していない周囲の人の意見を参考にするな」と言われますが


まとめ|経理12年の僕が言えること

高額スクールに入って借金を作った僕が言えることは、「判断を急がせる仕組みに乗らないこと」、ただそれだけです。

副業で稼ぐことは可能です。ただし、それは借金を背負うことでも、焦ることでも、誰かの言葉を盲信することでもありません。

まず小さく始めて、実績を作って、必要だと感じたときに投資する——それが最も遠回りに見えて、実は最も確実な道だと今は思っています。

この記事で紹介した7つの確認項目を、副業スクールの検討前に必ず使ってみてください。


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