こんにちは!ケンドーマメです。
僕は今彼女と暮らしていて、彼女は在宅勤務です。
ちなみに僕は経理なので毎日出社しています。
彼女と暮らして約2年、一緒に暮らして在宅勤務楽すぎと感じたメリットとデメリットを紹介します。
在宅勤務(リモートワーク)のメリット
通勤時間がゼロ
個人的にこれが一番のメリットだと思っています。
僕は今、通勤に1時間20分程かけています。通勤時間が1時間未満だった事が少ないので慣れていますが、9時始業に間に合わせる為、朝6時に起きて7時に家を出ています。
もし在宅勤務になった場合、8時に起きれば始業時間に間に合います。時間に余裕があれば家の近くを散歩してのんびり過ごす事だって出来ます。
通勤ラッシュがないだけで、僕としては最高だと思います笑

首都圏在住で東京勤務だと通勤ラッシュは避けられません泣
行きも帰りも、人、人、人 です。
家事をする事ができる

こちらは、彼女と生活して気付きました。
少しグレーですが、仕事の合間をぬって茶碗洗いや洗濯など、家事をする事ができます。
ちょっと10分程度休憩をする時に、洗い物をしたりできます。
一人暮らしをしている人ならわかると思いますが、家事ってたまりがちですよね。
平日は夜に帰ってきて寝るだけみたいな状態だと、洗濯物はたまるわ、部屋は汚くなるわ・・・
僕も一人暮らしの時はそんな生活をしていたので、部屋の隅にほこりがたまるような状態でした(笑)
しかし、在宅勤務になればちょっと空いた隙間時間で家事をこなす事が出来ます。
出社している場合でも、隙間時間が出来る事はありますが、家事はできませんからね・・
羨ましい限りです。
休憩時間をフルに使って休憩する事が出来る
みなさん、昼休みってどの様にすごしていますか?
どこに勤務しているか等によって、本当に様々だと思いますが、出社をしていると昼休みってそこまで休んだ感じしないですよね。
外に食べに行って、帰ってきたら昼休み終了10分前とか
会社で弁当を食べていたら、電話が鳴って対応したりとか
食堂で食べている場合、周りも同じ会社の人だらけでパーソナルスペースないとか
とにかく、どこで過ごすにせよある程度気を使います。
そして、重要なのが、60分丸々休憩する事が出来ない事です!
僕の会社は勤務時間の関係で45分ですが、丸々休憩できたと思った事ないです。
弁当を温めたり、外に買いに行ったりと、色々時間を使います。
しかし、在宅勤務ではそんな事はありません。
多少、弁当の準備が必要かもしれませんが、弁当の準備は朝の出勤前でもできます。
お昼になった瞬間、60分全て休憩にあてる事が出来ます。
ゆっくりご飯を食べても20分と仮定して、40分自由時間です。
20分ほど昼寝をして、10分散歩しても10分余ります。
そして、なにより自宅なので、堂々と昼寝をする事が出来ます!!
個人的にはこれがやりたい(笑)
一応、僕も会社で昼寝をしていますが、机に伏せているだけですし、電話が鳴ったら起こされます。
それに、なんだか寝づらい気がしています。
在宅勤務(リモートワーク)のデメリット
在宅勤務は楽すぎだと思いますが、デメリットもあります。
気持ちの切り替えが難しい
僕は在宅勤務未経験ですが、在宅勤務をした場合、これが一番心配です。
出社の場合は、会社🟰仕事 家🟰休息という図式が成り立ちますが、在宅勤務はそうはいきません。
家で仕事出来るかわりに、家🟰仕事 となり、心が休まらないリスクがあります。
出社の場合、仕事中嫌な事があっても、電車に乗ったり、車に乗る事により物理的に仕事の場所から離れられるので、気持ちをうまく切り替えられると思います。
しかし、在宅勤務の場合は仕事も家ですので、気持ちの切り替えがうまく出来ない可能性があります。
対策
仕事の場所を固定する
理想は仕事部屋がある事ですが、難しいと思います。
そこで、いつもと違う方向を向いて仕事してみましょう。
いつもテレビの方に向いて座っている場合、反対方向を向いて仕事する。(机と椅子を別に用意できると尚良いです。)
机や椅子などは、ホームセンターで気軽に入手できます。
向きを変えられない場合は、簡易パーテーションやカラーボックスなどで、物理的に空間を区切ってみましょう。
そして、仕事はそこ以外ではやらない。仕事の場所の時は仕事、それ以外は休息と、脳に覚えさせます。
そうする事によって、在宅勤務でも気持ちの切り替えがうまくいくと思います。
ちなみに、妻はそういうのが全く気にならないみたいで、パジャマでこたつに入りながら仕事をして、仕事後もそのままくつろいでいます。すごいと思います(笑)
仕事前と仕事後に、散歩する
仕事前にあえて、仕事する服装に着替えて20分程度散歩するのもいいと思います。
意図的に出社みたいな形で外に出ます。
そうする事で気持ちを切り替える事が出来ますし、朝日を浴びて散歩するので気分も良くなる可能性が高いです。
そして、仕事が終わったらまた散歩に出かけて家に帰り、すぐにパジャマに着替えれれば、あたかも外で仕事しているかの様にできると思います。
ツールを活用する
自宅で仕事中の気持ちの切り替えについては、タイマーアプリ(例:Focus To-Do、Pomodoro Timer)を使い、25分仕事+5分休憩など時間を区切る「ポモドーロ・テクニック」を活用しましょう。
そうする事で、うまく休憩をはさむ事ができ、誘惑の多い自宅での作業でもはかどると思います。
コミュニケーションが取りづらい

テキストコミュニケーションでは、対面では数秒で終わるものも、時間がかかります。
例えば、対面では

この企画書の数字の根拠教えて

はい、このサイトのここを根拠にしました。
という具合で、すぐに終わりますよね。時間にして数秒です。
しかし、テキストコミュニケーションだとそうはいきません。

添付した企画書の5ページ、需要見込みの推移について、根拠資料はなんですか。

(URLを添付して)こちらのサイトを参考にしました。予測というページの最新記事を参考にしています。
どうでしょうか?
対面だと、これ とか あの とかなどでお互いの意思を確認できますよね。
それは同じ景色を見ており、認識が一緒だからです。
チャットツールなどのテキストだと、見ている景色が違いますので、◯ページ など、数字を使って認識を合わせる必要があります。
対策
コミュニケーションツールの活用
Slack、Microsoft Teams、Chatworkなどのビジネスチャットツールを活用しましょう。
「スレッド」や「チャンネル」を使い、話題ごとに会話を整理することで情報が埋もれにくくなります。
画面共有・ビデオ通話の活用
ZoomやGoogle Meetで「画面共有」を使い、資料を一緒に見ながら説明することで認識のズレを防げます。
週1回「オンライン朝会」や「定例ミーティング」を設けるのもおすすめです。
認識合わせのテクニック
テキストでは「添付ファイルの5ページ3行目の数値について」など、具体的な場所や数字を明記しましょう。
仕事の時間があいまいになる
これは僕が一緒に住んでいる彼女を見ていて思った事です。
仕事終わった後も、毎日ではないですが社用携帯でチャットをチェックしている事があります。
フレックス制で自分が退勤した後も勤務中の人がいる為、チェックする必要があるそうです。
そして、仕事なので仕方ないを前提として、緊急の仕事が発生した場合、21時から1時間仕事などもあります。
その為、勤務時間はあいまいになりがちだなと思います。
対策
上司に相談して、自分が退勤後通知を見なくてよいか確認するといいでしょう。
それか、勇気を出して通知を見ない事もいいと思います。緊急事態なら電話を鳴らしてもらう事もいいと思います。
管理職の方などでどうしても見なくてはいけない人などは、1時間に1回など見る時間と場所を決めておきましょう。
在宅勤務における統計データまとめ
生産性に関する調査・研究結果
- 複数の大手企業(ベストバイ、ブリティッシュ・テレコム、ダウ・ケミカルなど)によると、リモートワーカーはオフィス勤務の同僚よりも平均して35~40%生産性が高いと報告されています。また、65%以上の従業員が生産性向上を実感しています。
- スタンフォード大学の研究(コールセンター従業員9カ月観察)では、在宅勤務者はシフトごとに9%多く働き、1分あたり4%多くのコールを処理し、全体で13%効率が良いとされています。
- 米国労働省労働統計局(BLS)の分析(2019~2022年、61業種対象)では、在宅勤務者の割合が1ポイント増加すると、全要素生産性(TFP)成長率が0.09ポイント増加するという統計的に有意な関係が示されています。
- スタンフォード大学ニック・ブルーム教授による中国企業の調査では、週2日間の在宅勤務を行う従業員は、週5日オフィス勤務の従業員と同等の生産性・昇進率を持ち、ハイブリッド勤務は定着率を33%向上させる効果がありました。
従業員満足度・働き方の志向
- Great Place to Work®による80万人超の従業員調査では、リモートワーク移行後も大半が「生産性は維持または向上した」と回答しています。
- Statistaの調査によると、世界の従業員の91%が「完全またはほぼ完全なリモートワーク」を希望していると回答しており、柔軟な働き方が人材確保・定着の重要な要素になっています。
- ミレニアル世代の66%は在宅勤務中に最も生産的だと感じている一方、ベビーブーマー世代では46%にとどまるなど、世代間で意識の違いも見られます。
企業の導入事例・普及率
- 日本国内では、コロナ禍直後のピーク時に大企業の半数以上がテレワークを導入。その後やや減少し、2023年時点での導入率は大企業で53.8%、中小企業で23.7%と大きな差があります(総務省調査)。
- 全国の就業者に占めるテレワーク実施者の割合は2024年時点で10~20%台、東京圏では約23%となっています。
- 世界的には、2023年時点で従業員の約28%がリモートワークを実施しており、米国では13.8%が「通常在宅勤務」となっています(米国勢調査局、2025年発表)。
出典:
-1 Notta「リモートワークに関する重要統計」
-2 London3「中小企業におけるテレワーク導入状況」
-3 国土交通省「令和5年度 テレワーク人口実態調査」
-4 Splashtop「Remote Work Trends: Top 10 Predictions for 2025」
-5 JILPT「コロナ禍後の在宅勤務 ―『希望』『格差』『生産性』『効果』」
その他:在宅勤務における企業側のメリットや社会の影響など
企業側から見たメリット・デメリット
メリット
- オフィスコスト削減: 賃料・光熱費・設備費の節約(約20-30%削減可能)
- 人材確保の広域化: 地理的制約なく優秀な人材を採用可能
- 多様な働き方の提供: 育児・介護と仕事の両立支援による離職防止
- 事業継続性の向上: 災害時などの非常時対応力強化
デメリット
- コミュニケーション課題: 円滑な情報共有・チームビルディングの困難さ
- マネジメントの複雑化: 遠隔でのパフォーマンス評価・指導の難しさ
- 企業文化の維持: 一体感・帰属意識の醸成が困難
- セキュリティリスク: 情報漏洩など新たなリスク管理の必要性
社会的影響
- 交通渋滞の緩和: 通勤ラッシュの減少(大都市圏で約15-20%の緩和効果)
- 二酸化炭素排出量の削減: 通勤による環境負荷の軽減
- 地方創生の可能性: 地方での就労機会増加による人口分散
- ワークスタイルの多様化: 社会全体の働き方改革の促進
効果的な在宅勤務のためのツールと環境
- コミュニケーションツール: Slack、Microsoft Teams、Zoomなど
- プロジェクト管理ツール: Trello、Asana、Jiraなど
- クラウドストレージ: Google Drive、Dropbox、OneDriveなど
- ハードウェア: 高速インターネット接続、人間工学に基づいた作業環境
- 仮想プライベートネットワーク(VPN): セキュアな接続環境
セキュリティ対策
- 多要素認証: 不正アクセス防止のための二段階認証
- 暗号化通信: データ送受信における暗号化の徹底
- セキュリティポリシー: 明確なガイドラインの策定と遵守
- 定期的なトレーニング: 最新のセキュリティ脅威に関する教育
孤独感への対処法
- 定期的なバーチャル交流: オンラインでのチームミーティングやカジュアルな雑談機会の創出
- コワーキングスペースの活用: 時折外出して同じ環境で働く人々と交流
- オンオフの切り替え儀式: 仕事開始・終了時のルーティンで境界線を明確化
- オフライン活動の充実: 運動・趣味・地域活動などへの参加
キャリア形成への影響と対策
- オンラインでの存在感向上: 積極的な発言やプロジェクト関与
- スキルの可視化: 成果の明確な記録と共有
- 遠隔でのメンタリング: オンラインでの指導・育成関係の構築
- 自己啓発投資: オンライン学習など継続的な能力開発
まとめ
本記事で紹介してきた在宅勤務のメリット・デメリットを踏まえ、どのような人に在宅勤務が向いているのか、また向いていないのかを整理してみましょう。自分自身の特性や状況と照らし合わせることで、あなたに最適な働き方を見つける参考にしてください。
在宅勤務に向いている人
自己管理能力が高い人
- 時間管理が得意で、自分でスケジュールを立てて守れる
- 誘惑に負けず、自律的に業務に集中できる
- 明確に仕事とプライベートを区別できる習慣がある
独立して作業するのが得意な人
- 一人で考え、判断し、行動することを好む
- 常に誰かに確認を取らなくても安心して仕事を進められる
- 問題解決能力が高く、自分で調査・対応できる
特定のライフスタイルを持つ人
- 育児や介護などの家庭の事情がある
- 通勤時間を他の活動(自己啓発、運動など)に充てたい
- 静かな環境で集中したい仕事がある
デジタルツールに抵抗がない人
- オンラインコミュニケーションツールを使いこなせる
- テキストでの意思疎通が得意
- 新しいツールやテクノロジーへの適応力がある
在宅勤務に向いていない人
外部環境で気持ちを切り替える必要がある人
- 物理的に職場に行くことで「仕事モード」になれる
- 家にいると仕事に集中できない、またはリラックスできない
- オン・オフの境界が曖昧になると精神的負担を感じる
対面コミュニケーションを重視する人
- 言葉以外の非言語コミュニケーションが重要な職種
- チームでの対話やブレインストーミングから刺激を受ける
- 孤独を感じやすく、人との交流が仕事のモチベーションになっている
職種的に適さない人
- 特殊な設備や環境が必要な仕事(製造業、医療従事者など)
- チームワークや即時の連携が不可欠な職種
- セキュリティ上の制約が厳しい業務を担当している
キャリア形成の初期段階にある人
- 仕事の基本を学んでいる段階で、先輩の仕事ぶりを見て学ぶ必要がある
- フィードバックをすぐに得たい
- 会社の文化や暗黙のルールを理解する必要がある
自己診断のポイント
- 一日の中で最も集中できる環境はどこか?
自宅でも集中できるなら、在宅勤務の適性が高い - 仕事とプライベートを明確に区別できるか?
区別が難しいと感じる場合は注意が必要 - オンラインでのコミュニケーションに不安はないか?
テキストベースのやり取りが苦手なら対策が必要 - 自分の職種・役割は在宅で100%遂行可能か?
部分的にしか対応できない場合はフルリモートではなく週2リモートなどが最適かもしれない
在宅勤務は確かに通勤時間の削減や柔軟な働き方という大きなメリットがありますが、「楽」というだけではなく、それに適した自己管理能力やデジタルスキル、そして職種や性格との相性が重要です。自分に合った働き方を選ぶことで、仕事の質と生活の質の両方を高めることができるでしょう。
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