「AI副業って本当に稼げるの?」 「無料ツールだけでどこまで通用するの?」
そんな疑問を持つ人も多いと思います。
僕自身、300万円の借金から自己破産を経験し、副業に何度も挑戦しては挫折してきました。
そんな僕が、2024年から本気で取り組んでいるのが“無料AI副業”。
本記事では、なぜAI副業に挑戦しようと思ったのか、実際にやってみてどうだったのか、収益のリアルまで包み隠さず書いていきます。
なぜAI副業を始めたのか【きっかけと背景】
サラリーマン生活への違和感
「サラリーマンとして働きたくない」
毎日律儀に起きて、9時間は拘束される。
この繰り返しにより感じる嫌な気持ちを打開するには副業しか道はないと思っていました。
お金を払わないと儲かる手法はわからないと思い、アコムで120万借りてPPCアフィリエイトのコンサルを受けました。
しかし、時間と労力の割に収益は少なく、PPCアフィリエイトの個人出向が厳しくなったことにより終了。
借金だけが残り、焦りからFXなどの危険な副業に手を出し失敗し続けました。
2022年、ChatGPTの登場により生成AIに興味を持ち、友人がNFT発行していると聞いたことで画像生成AIに興味をもちました。
自己破産からの再起|副業に何度も失敗した過去
僕が借金を抱えたきっかけは、副業の失敗と見栄でした。
2017年にPPCアフィリエイトを120万で始めて以降、失敗をし続けて気づいたら借金300万円になっていました。
「もう終わりだ」
毎月の借金返済額が手取り月収の3割である7万円を超えたとき、僕は本気でそう思いました。副業で成功して早く脱サラしたい気持ちが先行しすぎて、気づけば借金は300万円を超えていました。
借金は自己破産しました。問題はそこから稼げるかです。
その時の体験談は
こちらの記事を見てください。
無料AIだけで副業は始められる!

僕の経験則ですが、無料AIだけでも副業は始められます。
以下AI副業がおすすめな理由を紹介します。
初期費用ゼロで始められる
せどりのように在庫を抱える必要がなく、無料で始めることができます。
子育てしながらできる
経理の仕事は繁忙期と閑散期の差が激しいです。
ストックフォトなら、通勤時間の1〜2時間を使って作業できます。
通勤時間にスマホでプロンプトを考え、帰宅後作成できます。
そのため、子供がいて家にいる時に全く副業ができなくても、通勤時間を利用して副業に取り組むことができます。
ストック型で積み上げられる
一度アップロードした画像は、寝ている間も売れ続けます。
せどりのような「働き続けないと稼げない」構造ではなく、資産になります。
僕は将来的に不動産投資の様なストック型副業が大事だと思い始めました。
僕が実際にやっているAI副業の内容
使ったツール
僕が使っているのは以下の通りです。
- 画像生成AI: ImageFX
- 販売プラットフォーム: Adobe Stock、PIXTA
- プロンプト管理: 生成AIを使って考えています
主に無料のImageFXを使用して、PIXTAに投稿しています。
作業時間
僕の1日の作業時間は平均90分です。これを4つのフェーズに分けています。
フェーズ1: 市場リサーチ(20分)
各ストックフォトサイトで「売れている画像」を分析しています。
検索キーワードは「ビジネス」「車」「家族愛」など、自分の好きなジャンル+需要のあるジャンルに絞っています。
週に1回AIを使って最近のトレンドを分析しています。
最近のトレンド分析の聞き方については、AIを使って考えるための全技術という本がオススメです。
この本を使うと悩み分析からアイデア出しまでできる様になります。
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これはアフィリエイトリンクです。
フェーズ2: 画像生成(40分)
ImageFXで1日10〜15枚の画像を生成しています。プロンプトは英語で作成し、以下の要素を必ず含める様にしています。
- 被写体(例: Japanese business person)
- シチュエーション(例: working at modern office)
- ライティング(例: natural lighting, soft shadows)
- カメラアングル(例: eye-level shot)
- 画質指定(例: high quality, professional photography)
生成した画像は、商用利用に問題ないか、人物の顔が自然か、構図が美しいかをチェックして選別します。
ImageFXの場合、1つのプロンプトに対して4枚画像が生成されますので、お気に入りの画像を選びましょう。
imegeFXは人物像を指定しないと、高確率で欧米風やアフリカ風の人物が生成されます。
これは仕方ない事なので、日本人のイラストがほしい場合は都度指定します。
フェーズ3: 高画質化(30分〜1時間)
ImageFXで生成した画像はサイズが少し小さいため、アップロード要件を満たさない事があります。
そこで、高画質化サイトを利用してイラストを高画質化しています。
僕が使っているのはwaifu2xというサイトです。
このサイトは広告が表示されたり、高画質化した画像の保存に人間である作業の確認がありますが、無料で利用する事が出来ます。
難点として、1枚ずつしかアップロードする事ができません。
何十枚も一緒に高画質化したい時はパソコンアプリ版を利用しましょう。

フェーズ4: アップロード作業(30分)
選んだ画像にタグとタイトルをつけてPIXTAやAdobeにアップロードします。
ここが最も重要で、SEO対策として以下を意識しています。
- タイトル: 具体的で検索されやすい言葉を使う(例: 「スマホを見るビジネスマン」ではなく「リモートワークでビデオ会議をする日本人ビジネスマン」)
- タグ: 20〜50個を設定。PIXTAは40個ほどで、Adobeは最初の20個を重視している
- カテゴリー: 最も売れやすいカテゴリーを選択
審査結果・収益

初月の行動量
最初の1ヶ月は、とにかく「量」を重視しました。
- 生成画像数: 420枚
- アップロード数: 180枚(PIXTA審査通過率体感で80%、Adobeは30%)
- 作業日数: 28日
- 総作業時間: 約42時間
1枚あたり14分で生成・アップロードする計算です。
ストックフォトは色々な人が参入済なので、そこで戦うにはまずは量を優先し、自分の得意分野などを把握する必要があると思います。
後発組である僕らがゆっくり作業していては、最初に参入した人に勝つことができません。
月別の収益推移
正直に書きます。最初の3ヶ月は全く稼げませんでした。
今も稼げているわけではありませんが、ストックフォト1年目のリアルを公開します。
- 1ヶ月〜3か月目: 0円(1000枚アップロード)
- 4か月目〜現在: 毎月300円ほど
売上が伸び始めたのは4ヶ月目からでした。
理由は単純で「1000枚アップロードしたので、数打ってあてた」ということだと思います。
初心者が0→1を達成するには量を投稿するのが一番だと思います。
ダウンロード数とコンバージョン率
- 総ダウンロード数: 100件
- 平均単価: 約30円(PIXTAの場合)
- コンバージョン率: 約0.16%(表示回数に対する購入率)
1枚の画像が平均1.2回ダウンロードされている計算です。
特に「リモートワーク」「AI技術」「サステナビリティ」関連の画像が売れやすいです。
やってみて分かったAI副業での失敗体験談
失敗1: 審査落ちの連続
最初の2週間、審査通過率は20%以下でした。原因は以下の通りと分析しています。
- AIっぽさが残る画像(指の数、不自然な影)
- 高画質化しておらず、画像要件が低いと判断された
- 需要のないテーマ(自己満足の芸術作品)
- AI生成がOKと明示されていないサイトにアップロードしていた
特にAdobe Stockの審査は厳しく、初回アップロード50枚のうち42枚が却下されました。今もAdobeの審査は個人的には厳しいと感じているため、Adobeについては審査通過したら御の字という感覚で作業しています。
失敗2: 売れないテーマへの固執
最初は「自分が好きな画像」を作っていました。
抽象的なアート作品、ファンタジー風景、近未来の風景画などです。
これらは、僕が好きな雰囲気の絵や、「自分でも水彩画がかける!」とテンションが上がって水彩画の風景画などを生成していました。
しかし、3ヶ月経っても売上はゼロでした。
原因は明確で、「市場が求めていないもの」を作っていたからです。
PIXTAで売れているのは人物素材などです。
それを考慮すると、自己満の風景画などは売れる訳がありませんね。
失敗3: プロンプトの使い回し
効率化のため、同じプロンプトを使い回していた時期があります。
結果、似たような画像ばかりが量産され、審査でも「既存画像と類似」として却下されることが増えました。
プロンプトはテンプレート化しつつも、毎回微調整する必要があると学びました。
AI副業はコツコツ続ける人には向いている

最初の3ヶ月は我慢の時期
僕が最も伝えたいのは「すぐには稼げない」という現実です。
ストックフォトは積み上げ型ビジネスです。
最初は無収入でも、画像が蓄積されるほど収益は安定します。
3ヶ月は収益ゼロを覚悟して、ひたすら作業して量で勝負しましょう。
市場のニーズを最優先に
自分の好みは二の次。売れる画像は「企業が使いたい画像」です。
以下のテーマは特に需要が高いです。
- ビジネスシーン(会議、オフィス、リモートワーク)
- ライフスタイル(家族、健康、教育)
- テクノロジー(AI、DX、データ)
- サステナビリティ(環境、エコ、再生可能エネルギー)
トレンドを追いかけ、市場が求めるものの中から自分ができそうなジャンルを作る姿勢が重要です。
僕はビジネスシーンと家族愛、趣味のドライブや競馬のイラストを生成しています。
複数のプラットフォームを活用
PIXTAだけでなく、Adobe StockやShutterstockなど、グローバル市場にもアップロードした方が良いです。
同じ画像を複数のサイトに登録できるため、手間はほとんど変わりません。
収益の窓口を増やすことで、リスク分散にもなります。
しかし、僕の場合は同じ画像を複数に投稿せず、以下の様にしています。
- PIXTA: フラットデザイン中心
- Adobe: アメリカ人向けの水彩画
- Shutter Stock: 実際に自分がお出かけした時に撮影した風景写真
審査基準を徹底的に学ぶ(優先度低め)
各プラットフォームの審査基準は異なります。
却下理由を分析し、次に活かすことが大事です。
僕は却下された画像をスプレッドシートで管理し、「どの要素が問題だったか」を記録しています。
これにより、審査通過率は20%から80%まで向上しました。
ただ、何度もいうように、最初は量を稼ぐ事が重要なので、審査基準の勉強は優先度低めで大丈夫です。
長期視点で取り組む
AI副業は「一攫千金」ではなく「コツコツ積み上げる」ビジネスです。
一攫千金をうたうAI副業などは詐欺の可能性が高いので注意してください。
僕の目標は、1年後に月10万円、2年後に月20万円の収益を達成することです。
この収益があれば、生活にゆとりが生まれます。
焦らず、継続することです。それが成功の秘訣だと信じています。
まとめ|困難があっても、道はある
僕はAI副業を始めて「自分の力で稼げる」という自信がつきました。
これは3ヶ月ほどで辞めていたらつかなったものです。
月数百円の収益は、全然大きな額ではないと思います。
目標にも全然到達していません。
でも、これは僕が「ゼロから作り上げた資産」です。
この資産は、一度投稿してしまえば、働かなくても収益を生んでいます。
もしあなたが借金や収入不足に悩んでいるなら、AI副業は選択肢の一つになるでしょう。
初期投資なく始められ、時間の自由度も高いです。
そして何より、「積み上げた努力が無駄にならない」ビジネスモデルです。
僕はこれからも、毎日コツコツと画像をアップロードし続けます。自分の立てた目標を達成するために日々精進します。
この記事を読んで「AI副業をやってみようかな」と思った方は、
まず以下の3つだけ試してみてください。
① ImageFXやCanvaで画像生成
② PIXTA または Adobe Stock に無料登録
③ 1週間だけ毎日5枚アップロード
これだけでも”自分に向いているか”が分かるはずです。
僕も最初はゼロでした。一緒に積み上げていきましょう!
この記事を書いた人 経理歴12年。転職を繰り返す中で借金300万円を抱え、副業としてブログ、せどり、AI画像販売に挑戦中。現在はAIストックフォトで収益発生。



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