こんばんは。ケンドーマメです。
僕は弁護士事務所にお願いして個人再生を申し込みました。
その時の流れと、驚いた事、起きた変化などを共有します。
しかし、実際は自己破産をしました。
その時の記事はこちらです
個人再生とは
個人再生とは民事再生法に基づく債務整理の一つです。2001年4月の民事再生法改正により、個人向けに手続きが簡易化されました。
民事再生法第1条では、個人再生の目的が次のように規定されています
「経済的に窮境にある債務者について、その債権者の多数の同意を得、かつ、裁判所の認可を受けた再生計画を定めること等により、当該債務者とその債権者との間の民事上の権利関係を適切に調整し、もって当該債務者の事業又は経済生活の再生を図ること」
個人再生の種類
給与所得者等再生
- 債権者の同意不要
- 小規模個人再生より安定した収入が必要
- 弁済額が比較的高い
小規模個人再生
令和3年の司法統計によると、9割の方がこちらを選んでいるようです。

債権者の同意が必要ですが、収入の要件がないのでこちらを選ぶ人がほとんどだそうです。
個人再生をするまでの流れ
1メールにて申し込み
まずはメールにて弁護士事務所に相談をします。
そこで自分の借金状況などを報告します。そうすると担当の弁護士から必要書類の準備についてメールがきます。
そこで当日のヒアリングまでに必要書類を準備します。
2事務所でヒアリング

事務所でのヒアリング内容としては、以下の通りです。
個人再生の仕組み
個人再生の仕組みについての説明がありました。
どういった内容なのか、あなたの知っている度合いで弁護士の方を説明してくれます。
僕の場合は、事前にネットで少し調べていたので、仕組みについては少なかったです。
メリットとデメリット
メリットとデメリットの説明がありました。
簡単に以下の通りです。
メリット
破産より手続きが簡単である。車や家などの資産を残す事ができる
債務整理より月々の返済が少なくなる。
デメリット
自己破産より払う金額が多い。
※自己破産は車や資産を残せない代わりに借金が0になります。
手続きを開始すると官報に名前と住所が載る。
※こちらは官報に載りますが、ほとんどの人が官報などを見ていないので、大丈夫です。
借金の資料確認
ここで自分が今支払っている借金の資料をすべて渡します。
普段利用しているクレジットカードなども渡します。もうこの瞬間からクレジットカードは使えません。
弁護士事務所から質問(株などの資産はあるか)
弁護士から一問一答式の質問があります。
株などの資産を持っていないかの確認などが中心です。こちらは手続きをする時に資産状況などを把握する為です。
やることの整理
ここまで話した中で、契約するかを決めます。
契約する場合は、手続きを開始するまでにやる事などを整理します。
具体的には以下の通りです。
・クレジットで払っている支払いを全て変更
→僕の場合はデビットカードを用意していたので、全てそれで対応しました。
・クレジットカードの引き落とし口座からお金を引き出す。
→契約した瞬間から、借金の返済はしなくて良くなります。
驚いた事2選

今回僕は初めて個人再生の手続きをしました。そこで驚いた事2つ紹介します。
1.その日からクレジットカードを使えない
先程でも少し述べた通り、契約した時にクレジットカードのコピーを取ったのですが、その時から返してくれませんでした(笑)
弁護士の方も慣れていて「クレジットカードは預かりますね」とさらっと言われて驚いたのを覚えています。
クレジットカードが使えない対策
個人再生のデメリットとして、ブラックリストに載るのでクレジットカードが使えなくなります。
対策としては、デビットカードを使うしかないです。
それか、口座振替にするとか銀行振込にするとかです。
デビットカードにすると、即座に口座から引き落とされるので、使いすぎ防止になります。
お金の管理なども良くなります。
僕の場合ですが、今までは「クレジットカードの引き落としまでに預金に入れておけばいいや。」などの緩さがありました。
今ではしっかり預金に入れている分も把握しています。
2.その日から返済しなくて良い
次に驚いたのは、契約した瞬間から返済をしなくて良いという事です。
返済用口座がある場合は資金を引き上げる必要があります。僕も土日を使って資金を全て引き上げました。
弁護士の方も慣れていて、「どうせ返さない金なので、口座にお金を入れているだけ無駄。」と言っていました。
注意点として、クレジットカードの引き落としを普段の生活用口座に指定している場合、クレジットカード引き落とし日前日までに、クレジットカード引き落とし額より口座残高が少なくなる様に引き出しをする必要があります。
個人再生申し込み後僕の身に起きた変化
心が軽くなった
借金を返さなくて良くなった事により、僕の場合は7万円ほどの返済がなくなり、弁護士費用である月3万円ほどにりました。
しかも、それは3年間で全て返済が終わります。

個人再生をしない場合、5年以上月7万円返済しなくてはいけませんでした・・・
その浮いた4万円ほどは趣味のお出かけなどに使えます。
そして、手続き開始までの数ヶ月は返済がありません。弁護士に払う手続き代だけです。
この事により、本当に心が軽くなった様な気がします。
僕以外の個人再生の事例
カヤヌマ国際法律事務所様の方で、事例紹介が多数ある様です。
ここを見ると、皆さま色々な事情があって個人再生を選択しています。
あなたも迷っているなら、事例を見ることで個人再生をする勇気が持てるかもしれません。
- 奨学金900万円、その他700万円の借金を個人再生で300万円に減額
- 奨学金含め総額1700万円以上の借金を個人再生で300万円に圧縮
- 投資に失敗した600万円の借金を約120万円まで減額
- 高額債務(1500万円)を個人再生で400万円に減額
- 個人再生で建築費1億円をかけた自宅兼賃貸用マンションを確保した事例
上記はあくまで一部です。

僕のように、投資に失敗して個人再生をしている事例もあって、安心しました。
自己破産なども事例も見られるので、参考にしてください。
まとめ
多額の借金って、本当に心に重くのしかかっていたのだと実感しました。
僕を信用してお金を貸してくれた方々には本当に申し訳ないですが、勇気を持って弁護士事務所に相談してよかったです。
メールや電話で申し込んで、ヒアリングをした後に契約します。
契約後は借金を返済しなくて良いので、お金が浮き、心が軽くなります。
クレジットカードは使えないので、対策を考える必要があります。
債権者の方へ申し訳ないという心を持ちつつ、手続きを進めていきましょう!
参考にしたサイト
https://www.nichibenren.or.jp/
コメント
[…] 以前、こちらの記事で触れた通り個人再生の手続きをしていたのですが、個人再生ではなく自己破産をする事にしました。 […]