ジンバブエのハイパーインフレはなぜ起きたのか解説します。

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こんにちは!ケンドーマメです。

一時期、ネットでジンバブエドルがインフレになった事で、話題になりましたよね。

掲示板などでもネタにされる位インフレになっていました。

今回は、ジンバブエでハイパーインフレがなぜ起きたのか解説します。

ジンバブエのハイパーインフレはなぜ起きたのか

個人的な見解としては、農業のノウハウがなかった事が原因だと思います。

2000年代 インフレの始まり

ジンバブエは1980年にイギリスから独立しました。

その際、政権を握ったのが反植民地闘争の英雄であるムガベで、2017年まで政権が続きます。

当初は白人と黒人が共生できる様融和策を取っていましたが、2000年頃から白人の土地を黒人に分配する政策を行う様になります。
土地を奪われた白人は国外へ逃げます。

農業のノウハウを持った人が国外へ行ってしまった為、残された人には農業のノウハウがなくジンバブエの農業生産性は大きく低下します。

その結果、食料の供給が少なくなりインフレが始まります。

感想

イギリスの植民地支配をされた歴史があるので、感情はとても複雑だと思います。

日本人感覚での理解は難しいですが、白人を追い出してやっと自分たちの国が出来ると思った事でしょう。

白人を単に追い出すだけではなく、技術の提供を受けていればなぁと思います。

ケンドーマメ
ケンドーマメ

教育や技術の継承って本当に大事なんだなと思います。日本の制度に感謝です。

ハイパーインフレへ・・・

2007年6月 価格統制令を発令

農業生産性が大きく低下した影響で発生したインフレを解決する為に、ジンバブエ政府は価格統制令を出します。

この統制令は、ほぼすべての製品とサービスを半額にするというものです。

これによりインフレが解決するどころか悪化の一途をたどります

当たり前ですが、無理やり価格を半額にしているので売れば売るほど赤字になる様になりました。

ケンドーマメ
ケンドーマメ

原価700円のものを1,000円売っていた所を、統制令により500円で売る。200円の赤字ですね。

2007年9月 外資の株式強制譲渡法案が成立

ジンバブエに進出していた外資系企業は株式を強制的に譲渡しなくはならず、全ての外資系企業がジンバブエから撤退を余儀なくされます。

その結果、ジンバブエでは更に物が不足する様になり、ますますインフレが加速しました。

それに追い打ちをかける様に政府が貨幣を大量に供給した為、ハイパーインフレーションになりました。

2008年6月には1,120万%ものインフレ率を記録したとも言われています。

ジンバブエのハイパーインフレ その後

新紙幣発行と通貨単価引き下げを実施

100億ジンバブエドルを1ジンバブエドルに交換する引き下げを実施しました。

法定通貨を米ドルに変更

2009年にジンバブエドルを廃止して、法定通貨を米ドルにしました。

現在はデジタル通貨ZIG(ジンバブエゴールド)が導入されています。

インフレの解決を期待したいですね。

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