「AI副業って本当に稼げるの？」
「ストックフォトはもう飽和してる？」
「会社員の片手間でできる仕事なのか？」
そんな疑問に、3ヶ月間AI副業に全力で取り組んだ僕が“リアルな数字”とともに答えます。
SNSでよく見る「誰でも簡単に月10万円」は本当なのか。
経理として12年働きながら、育児と仕事の隙間時間で検証しました。
この記事では、実際にやったこと・収益・失敗・学んだことを包み隠さず共有します。
AI副業を始めた理由｜未経験でもできるのか？
未経験でもできます！
パソコンやスマートフォンの使い方が難しい人だとさすがに厳しいかもしれませんが、このブログにたどり着いているあなたなら何も問題ないです！
僕も始めたころはAI未経験でPIXTA投稿を始めて、今は少しですが収益が発生しています。
僕が3ヶ月間で試したAI副業の内容
AI副業といっても、やり方は無限にあります。
僕が選んだのは、すでに副業として取り組んでいた分野にAIを掛け合わせる方法でした。
具体的には以下の3つです。
生成AI × ストックフォト投稿（PIXTA・Adobe）
AI画像生成ツールを本格的に活用することにしました。
使ったのは主にimageFXです。無料で使えるのが最大のメリットでした。
具体的な作業フロー：
- 毎日30分、トレンドキーワードをリサーチ
- imageFXで1日10〜15枚の画像を生成
- クオリティの高いものを選定
- 高画質化サイト（waifu2x）で画像サイズを調整
- PIXTAとAdobe Stockに投稿
初期投資はほぼゼロ。imageFXは無料、高画質化も無料ツールを使いました。
すでに持っていたツールだけで始められたので、追加コストはかかりませんでした。
ChatGPT × ブログ執筆（効率化）
ブログは転職と副業をテーマに運営しています。
記事作成にAIを導入することで、執筆時間を短縮できると考えました。
試したこと：
- ChatGPTで記事の構成案を作成
- 見出しごとの下書きを生成
- 自分の経験や具体例を追加して肉付け
- 最終的に全体を読み直して、自分の言葉に修正
1記事あたりの執筆時間は、従来の4時間から2時間半程度に短縮されました。
ただし、ここには後述する「落とし穴」がありました。
AI画像 × SNS運用（失敗）
Twitterで副業アカウントを運営しており、投稿画像をAI生成に切り替えてみました。
毎日1〜2投稿、AI画像と副業ノウハウを組み合わせた投稿を3ヶ月間継続しました。
目標はフォロワー増加と、ブログへの流入増加でした。
ストックフォトの夢とのギャップ
ここからが本題です。
AI副業に取り組んで、僕は「世間で言われている夢」と「実際の現場」には、大きなギャップがあることを痛感しました。
ストックフォトの厳しい現実
AI画像は確かに量産できます。でも、売れません。
ストックフォトサイトでは、AI生成画像に対する審査が厳しくなっています。
PIXTAは比較的審査が通りやすく、体感で80%程度が承認されました。
しかしAdobe Stockは厳しく、最初の50枚のうち42枚が却下されました。
承認率はわずか16%でした。
僕が最初の1〜3ヶ月で1000枚投稿した結果、収益は0円でした。
4ヶ月目からようやく月300円ほどの収益が出始めましたが、これは「数打てば当たる」という結果に過ぎません。
問題は、AI画像が「ありふれている」ことでした。
同じようなことを考える人が世界中にいて、市場は既に飽和状態です。
特に「ビジネスパーソン」「オフィス」「テクノロジー」といった定番ジャンルは、競合が多すぎて埋もれてしまいます。
AI副業の収支レポート【リアル数字】
ここで、僕のAI副業3ヶ月間の収支を正直に公開します。
収益：
- ストックフォト：0円（1〜3ヶ月目、1000枚投稿）
- ブログアフィリエイト：0円
- 合計：0円
コスト：
- imageFX：0円（無料）
- waifu2x：0円（無料）
- ChatGPT：使用せず（最初は無料版のみ）
- 合計：0円
実質収支：0円（ただしブログ収益減少を含めると0円）
そして4ヶ月目以降、ストックフォトから月300円ほどの収益が発生し始めました。
これは「量を投稿し続けた結果」です。1000枚アップロードして、ようやく数打てば当たるという状態になりました。
AI副業で失敗しないために知っておくべきこと
AI副業も完璧ではありません。始めた瞬間に稼げるものではないんです。
それでも、僕はAI副業を完全に否定するつもりはありません。
やり方次第では、確実に武器になると感じています。
ただし、SNSで煽られているような「簡単に稼げる」話ではありません。
最初の3ヶ月は収益ゼロを覚悟する
僕が最も伝えたいのは「すぐには稼げない」という現実です。
ストックフォトは積み上げ型ビジネスです。
最初は無収入でも、画像が蓄積されるほど収益は安定します。
3ヶ月は収益ゼロを覚悟して、ひたすら作業して量で勝負しましょう。
僕は1〜3ヶ月で1000枚投稿して、4ヶ月目からようやく月300円の収益が出始めました。
これが現実です。
AIは「代替」ではなく「補助」として使う
ChatGPTに記事を書かせるのではなく、自分の思考を整理するツールとして使います。
構成案を作ってもらう、言い回しを複数提案してもらう、調べ物を効率化する。
あくまで主役は自分で、AIは脇役です。
僕は今、ブログ執筆を以下のように改善しました：
- 自分で体験した内容を箇条書きでメモ
- ChatGPTに「この経験を伝えるための構成案を3パターン作って」と依頼
- 一番しっくりくる構成を選び、自分の言葉で執筆
- 最後にChatGPTで誤字脱字や読みやすさをチェック
この方法に変えてから、執筆時間は3時間程度に落ち着き、記事の質も戻ってきました。
直近の記事は検索順位も回復傾向にあります。
これからのブログは、個人の体験記事が生き残ると思います。
それは、生成AIにはできない事だからです。
「経験」と「個性」は絶対に削らない
AI副業で一番大事なのは、自分にしか書けない内容を守ることです。
僕の場合、12年の経理経験と、複数の業界を渡り歩いた転職経験が武器です。
例えば「経理の転職」について書く時、一般論をAIに書かせても誰も読みません。
でも、「製造業から病院経理に転職して戸惑った5つのこと」なら、僕にしか書けません。
この「自分だけの経験」をベースにして、AIで表現を磨くのが正解だと気づきました。
ストックフォトはニッチを攻める
AI画像でストックフォトをやるなら、誰もやっていないニッチなジャンルを狙うべきです。
僕は経理の経験を活かして「会計書類のイメージ画像」「決算作業のイメージ」など、ビジネス系でもかなり専門的なジャンルに特化し始めました。
また、趣味のドライブや競馬のイラストなど、自分が好きで詳しいジャンルも生成しています。
大事なのは、「自分の専門性×AI」の掛け算です。
単にAIで綺麗な画像を作るだけでは、もう勝てません。
市場のニーズを最優先に
自分の好みは二の次です。売れる画像は「企業が使いたい画像」です。
以下のテーマは特に需要が高いです：
- ビジネスシーン（会議、オフィス、リモートワーク）
- ライフスタイル（家族、健康、教育）
- テクノロジー（AI、DX、データ）
- サステナビリティ（環境、エコ、再生可能エネルギー）
僕も最初は自分が好きな抽象的なアート作品、ファンタジー風景、水彩画の風景画などを生成していました。
でも、2ヶ月経っても売上はゼロでした。
市場が求めていないものを作っていたからです。
PIXTAで売れているのは人物素材などです。
自己満足の風景画などは売れるわけがありません。
市場のニーズを最優先にする姿勢が重要です。
長期視点で取り組む
AI副業は**「一攫千金」ではなく「コツコツ積み上げる」ビジネス**です。
一攫千金をうたうAI副業などは詐欺の可能性が高いので注意してください。
僕の目標は、1年後に月10万円、2年後に月20万円の収益を達成することです。この収益があれば、生活にゆとりが生まれます。
焦らず、継続することです。それが成功の秘訣だと信じています。
結論：AI副業は簡単ではない。でも確実に武器になる
僕が3ヶ月間AI副業に取り組んで分かったのは、AIは魔法の杖じゃないということです。
SNSで「誰でも月10万円」と煽られていますが、実際には試行錯誤と継続が必要です。自分の強みを活かせなければ収益化は難しいです。むしろ、間違った使い方をすると、僕みたいに逆効果になることもあります。
でも、だからといってAIを使わないのも違うと思います。適切に使えば、確実に生産性は上がりますし、自分の可能性を広げてくれます。大事なのは、AIに依存せず、AIを道具として使いこなすことです。
これからAI副業を始める人には、こう伝えたいです。
「簡単に稼げる」という甘い言葉は信じないでください。でも、自分の強みにAIを掛け合わせれば、新しい可能性は確実に開けます。
僕自身、まだ試行錯誤の途中です。月300円の収益は、全然大きな額ではありません。目標にも全然到達していません。
でも、これは僕が「ゼロから作り上げた資産」です。この資産は、一度投稿してしまえば、働かなくても収益を生んでいます。
もしあなたがAI副業に興味があるなら、まずは小さく始めてみてください。そして、自分なりの「AI×○○」を見つけてください。それが、本当の意味でのAI副業のスタートラインだと、僕は思っています。
最初の3ヶ月は収益ゼロを覚悟して、量で勝負する。そして自分の専門性や好きなことと掛け合わせる。焦らず、継続する。それがAI副業で成果を出すための道です。
困難があっても、道はあります。一緒に一歩を踏み出しましょう。
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