せどり初心者が最初の1万円を稼ぐまでの完全ロードマップ【経験者が解説】

副業

はじめに:僕がせどりで失敗した話

「せどりって本当に稼げるの?」「何から始めればいいか全然わからない…」

僕も副業でせどりを始めた時、まったく同じ不安を抱えていました。
経理の仕事をしながら副業を探していた2022年、せどりという言葉を知り、ワクワクしながら始めたものの、最初の3ヶ月は散々でした。

仕入れた商品は売れず、部屋には在庫が山積み。
このまま赤字で終わるのでは…」という恐怖に毎日襲われていたんです。

でも、試行錯誤を重ねた結果、今では副収入を安定的に得られるようになりました。

この記事では、僕が実際に経験した失敗と成功を踏まえて、
せどり初心者が最初の1万円を稼ぐまでの具体的な手順をすべてお伝えします

せどりとは?まずは基本を理解しよう

せどりとは、商品を安く仕入れて高く売り、その差額で利益を得るビジネスです。

具体的には以下のような流れになります:

  1. 店舗やネットで商品を仕入れる
  2. Amazonやメルカリなどで販売する
  3. 仕入れ値と販売価格の差額が利益になる

「転売」と呼ばれることもありますが、せどりは正当なビジネスです。
ただし、チケットの高額転売など、法律で禁止されている行為もあるので注意が必要です。

せどりと転売の明確な違いについては

こちらの記事を参考にして下さい。

せどりの種類:初心者はどれを選ぶべき?

せどりには大きく分けて2つの種類があります:

1. 店舗せどり
実際の店舗で商品を仕入れる方法です。
ブックオフ、ハードオフ、ドン・キホーテなどが代表的な仕入れ先になります。

実際に主にやっているせどり方法です。

メリット:

  • 商品の状態を直接確認できる
  • 即座に仕入れができる
  • セール品を見つけやすい

デメリット:

  • 移動時間と交通費がかかる
  • 体力的に疲れる
  • 営業時間に制限される

2. 電脳せどり
インターネット上で商品を仕入れる方法です。楽天市場、Yahoo!ショッピング、メルカリなどで仕入れます。

メリット:

  • 自宅で完結できる
  • 24時間いつでも仕入れ可能
  • 移動時間がゼロ

デメリット:

  • 商品の状態を直接確認できない
  • 配送に時間がかかる
  • ポイント還元の仕組みを理解する必要がある

僕の経験からのアドバイス: 初心者には「店舗せどり」をおすすめします。
理由は、本業の仕事終わりなどによる事ができたり、何かのついでに寄る事ができるため、家庭があっても両立しやすいからです。

個人的には店舗せどりの中でも初期投資が低めなブックオフせどりがオススメです。

せどりを始める前に必要な準備【完全チェックリスト】

せどりを始めるには、いくつかの準備が必要です
ここでは実際に必要なものと、その取得方法を具体的に解説します。

1. 古物商許可証

中古品を継続的に販売する場合、古物商許可証が必要になります

取得方法:

  • 管轄の警察署で申請
  • 申請手数料:19,000円
  • 取得期間:約40日

注意点: 新品のみを扱う場合は不要ですが、将来的に中古品も扱う可能性があるなら、早めに取得しておくことをおすすめします。
特にブックオフせどりなど、中古品を扱う場合は必須となりますので、注意しましょう。

2. 販売プラットフォームのアカウント

主な販売先は以下の3つです:

Amazon(おすすめ度:★★★★★)

  • 大口出品:月額4,900円(月に50点以上売るなら推奨)
  • 小口出品:無料(1点売れるごとに100円の手数料)
  • FBA(フルフィルメント by Amazon)で発送代行が可能

現在、僕は主にAmazonで出品しています。

メルカリ(おすすめ度:★★★★☆)

  • 登録無料
  • 販売手数料:10%
  • 個人間取引なので、出品のハードルが低い

ヤフオク(おすすめ度:★★★☆☆)

  • 登録無料(プレミアム会員は月額508円)
  • 落札手数料:10%
  • レアな商品やコレクター向け商品に強い

僕の使い分け方: メインはAmazonで販売し、Amazonで売れ残った商品などはメルカリで販売しています。
この使い分けで、在庫の回転率が大きく向上しました。

3. 必要な初期資金

多くの初心者が気になるのが「いくら必要なのか?」という点です。

僕の実例:

  • 初期投資:25,000円
  • 内訳:仕入れ資金20,000円、梱包材5,000円

個人的には3万円あれば十分スタートできます。
ただし、資金が多いほど仕入れの選択肢が広がり、利益も出しやすくなります。

4. 必須ツール

せどりで効率的に稼ぐには、ツールの活用が不可欠です。

Keepa(価格変動追跡ツール)

  • 月額:約2,000円
  • 機能:Amazonの価格変動履歴を確認できる
  • 重要度:★★★★★

Keepaなしでせどりをするのは、地図なしで旅行するようなものです。
僕も最初はケチって使わなかったのですが、導入後は仕入れの精度が劇的に向上しました。

せどりすとプレミアム(スマホアプリ)

  • 月額:約5,500円
  • 機能:バーコードスキャンで商品の利益計算が瞬時にできる
  • 重要度:★★★★☆

初月こちらを利用するにはAmazonの大口出品の登録が必要です。

無料でスタートする方法: 最初は「アマジャック」や「アマコード」で始めて、
月1万円など、ある程度稼げる様になってから上記有料ツールなどに登録するのもありです。

利益が出る商品の見つけ方【具体的なリサーチ手順】

ここが最も重要なパートです。僕が実際に使っている、初心者でも再現可能なリサーチ方法を公開します。

ステップ1:ジャンルを絞る

すべてのジャンルを見ていては時間がかかりすぎます。初心者におすすめのジャンルは:

  1. 本・CD・DVD(難易度:★☆☆☆☆)
    • 小さくて保管しやすい
    • 価格が安定している
    • 相場が読みやすい
  2. おもちゃ・ホビー(難易度:★★☆☆☆)
    • 季節やトレンドで価格が変動する
    • 利益率が高い
    • 回転率も良い
  3. 家電(難易度:★★★☆☆)
    • 利益額が大きい
    • 型落ち品が狙い目
    • 初期資金が多めに必要

僕の失敗談: 最初、利益が大きそうという理由だけで家電に手を出しましたが、ものが大きく部屋を圧迫し、結局回転率が悪くてやめました。
ブックオフせどりで本を仕入れる様になって、利益が出る様になりました。

ステップ2:具体的なリサーチ方法

電脳せどりの場合:

  1. 楽天市場で「セール」「ポイント10倍」などのキーワードで検索
  2. 気になる商品のJANコードやASINをコピー
  3. KeepaでAmazonでの販売価格と価格変動を確認
  4. 利益計算をする(後述)
  5. 利益率20%以上、月に10個以上売れている商品を仕入れる

具体例: 楽天で3,000円のおもちゃを発見 → ポイント10倍で実質2,700円 → Amazonで5,500円で売れている → 手数料・送料を引いて利益1,200円(利益率22%) → 月間販売数15個 → 仕入れ決定!

ステップ3:利益計算の方法

これを間違えると赤字になります。必ず以下を計算してください:

計算式:

利益 = 販売価格 - 仕入れ値 - Amazon手数料(約15%) - 送料(約500円) - その他経費

FBA利用の場合の追加コスト:

  • FBA配送代行手数料
  • FBA在庫保管手数料

僕は最初、手数料を甘く見積もって何度も赤字を出しました。必ず「FBA料金シミュレーター」で正確な利益を計算してから仕入れましょう。

特に見落としがちなのがプラットフォームの販売手数料です。

ステップ4:仕入れ判断の基準

以下のすべてを満たす商品だけを仕入れます:

  • ✅ 利益率20%以上(理想は30%以上)
  • ✅ 月間販売数10個以上
  • ✅ 出品者数が5人以下
  • ✅ Keepaのグラフが安定している(価格暴落のリスクが低い)

この基準を守ることで、僕の不良在庫は激減しました。

よくある失敗と対処法【僕の実体験から】

失敗1:売れない商品を大量に仕入れてしまった

原因: 「安いから」という理由だけで、需要を調べずに仕入れた。

対処法:

  • Keepaで必ず過去3ヶ月の販売実績を確認する
  • 「安い」ではなく「売れる」を基準にする
  • 最初は1〜2個のテスト仕入れから始める

失敗2:資金がショートした

原因: 仕入れに資金を使いすぎて、次の仕入れができなくなった。

対処法:

  • 資金の50%以上を一度に使わない
  • 回転率の高い商品(1ヶ月以内に売れる)を優先する
  • クレジットカードの支払いサイクルを活用する(実質2ヶ月の猶予)

失敗3:アカウント停止のリスクを知らなかった

原因: 偽物を知らずに販売してしまい、Amazonから警告を受けた。

対処法:

  • 仕入れ先を信頼できる店舗に限定する
  • 真贋調査が厳しいブランド品は避ける
  • 新品の場合は必ず正規の領収書を保管する

ブックオフせどりにおける失敗談などは

こちらの記事をご覧ください

副業との両立方法【時間管理のコツ】

経理の仕事をしながらせどりを続ける僕が、実際に行っている時間管理術です。

平日のスケジュール例

  • 朝(7:00〜8:00):通勤中にスマホでリサーチ
  • 昼休み(12:00〜12:30):価格変動のチェック、仕入れ判断
  • 夜(21:00〜22:30):本格的なリサーチと仕入れ、週2回は梱包・発送作業

土日のスケジュール例

  • 土曜午前:まとめて仕入れ(2〜3時間)
  • 土曜午後:梱包・発送作業
  • 日曜:基本的に休む(家族との時間を優先)

ポイント: せどりを「習慣化」することです。
毎日1時間でも続ければ、月に30時間確保できます。
この積み重ねが、継続的な収入につながります。

まとめ:最初の1万円を稼ぐためのロードマップ

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。

最後に、せどり初心者が最初の1万円を稼ぐまでのステップをまとめます。

【30日間実践プラン】

1週目:準備期間

  • Amazonアカウント作成
  • Keepa導入
  • 仕入れ資金3万円を確保

2週目:リサーチ期間

  • 毎日1時間、本・おもちゃジャンルでリサーチ
  • 利益率20%以上の商品を10個リストアップ
  • そのうち3〜5個をテスト仕入れ

3週目:販売開始

  • 商品が届いたら即出品
  • 商品説明文を丁寧に書く
  • 価格設定は最安値に合わせる

4週目:振り返りと改善

  • 売れた商品、売れなかった商品を分析
  • 売れた商品の類似品を追加で仕入れ
  • 売れない商品は価格を下げて早期に回転させる

このプランを実行すれば、ほとんどの人が1ヶ月以内に最初の売上を立てられます。僕も最初の売上は4,800円でしたが、その時の喜びは今でも忘れません。

せどりで大切なのは「行動」と「改善」

せどりは、決して楽に稼げるビジネスではありません。
リサーチ、仕入れ、梱包、発送、顧客対応…やるべきことはたくさんあります。

でも、正しい方法で継続すれば、確実に結果が出ます。
僕も最初の3ヶ月は赤字でしたが、諦めずに改善を続けた結果、今では安定した副収入源になっています。

「せどりを始めたいけど不安…」 そう思っているなら、まずは3万円だけ投資して、1ヶ月だけ本気で挑戦してみてください。
行動しなければ、何も変わりません。

この記事が、あなたのせどり人生の第一歩になれば嬉しいです。


【あなたの体験を聞かせてください】 せどりを始めてみて、どんな発見がありましたか?もし困ったことがあれば、コメント欄で教えてください。僕の経験からアドバイスできることがあれば、お答えします!

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