こんにちは!ケンドーマメです。
「毎朝会社に行くのが辛い…」「このまま今の会社にいても大丈夫なのだろうか…」そんな悩みを抱えているあなたへ。
僕は12年間で3回の転職を経験してきました。新卒で製造業の経理からスタートし、小売のベンチャー企業、病院経理を経て、現在は再び製造業の経理として働いています。この経験の中で、「会社を辞めるべきタイミング」を見極める重要性を痛感してきました。
今回は、僕自身の実体験をもとに、転職を検討すべき「限界が近い5つのサイン」と、その見極め方について詳しく解説します。この記事を読むことで、あなたが今抱えている悩みが一時的なものなのか、それとも本格的に転職を考えるべき状況なのかを判断できるようになるでしょう。
転職を3回経験した僕だからこそ伝えたい「見極め」の重要性
転職は人生の大きな転機です。しかし、感情的になって衝動的に辞めてしまうと、後悔する可能性があります。一方で、明らかな限界サインを見逃して我慢し続けることも、キャリアや健康面でマイナスになります。
僕の転職歴を振り返ると、それぞれに明確な理由がありました:
- 1回目(製造業→小売ベンチャー):成長環境を求めて
- 2回目(小売→病院):業界の将来性への不安から
- 3回目(病院→製造業):成長実感が全くなかったから
これらの経験を通じて学んだのは、「なんとなく辞めたい」という漠然とした感情と、「明確に辞めるべき状況」は全く違うということです。
限界が近い5つのサイン

サイン1:身体的・精神的な不調が続いている
具体的な症状例:
- 日曜日の夜に憂鬱になる(サザエさん症候群)
- 朝起きるのが辛く、会社に向かう足取りが重い
- 食欲不振や不眠が続く
- 頭痛や肩こりなどの身体症状が慢性化
僕が小売のベンチャー企業にいた時期、まさにこの状態に近くなっていました。残業毎日2時間程度は当たり前で、家に帰るのは早くて20時頃。家に早く帰りたかったので、2時間残業を見越して7時から仕事していたのいい思い出です。
それでも業務終了は18時で帰宅するのは19時でした。
見極めポイント: 一時的なストレスと慢性的な不調は区別が必要です。繁忙期などの一時的な負荷は仕方ありませんが、3ヶ月以上続く場合は要注意です。
サイン2:スキルアップや成長実感が全くない
具体的な状況例:
- 同じ作業の繰り返しで新しい学びがない
- 上司や先輩から指導を受ける機会がない
- 業務範囲が狭く、専門性が身につかない
- 会社全体が古い手法に固執している
経理という職種は、どの会社でも基本的な業務内容は似ていますが、会社の規模や業界によって学べることは大きく異なります。僕が新卒で入った製造業では、月次決算から年次決算まで幅広い経理業務を経験する事が出来ましたが、病院の経理では10年前に入った先輩も僕と全く同じ作業をしており、スキルアップや成長に対して不安を感じていました。
そしてここまでネットが発達した現代においても、10件以上ある振込作業を紙の振込用紙で行うなど、古い手法に固執しており、「ここにいても何も学ぶ事はないな」という結論に至りました。
見極めポイント: 「1年前の自分と今の自分で何が変わったか」を客観的に評価してみてください。明確な成長実感がない場合は、環境を変える時期かもしれません。
サイン3:会社の将来性や安定性に明確な不安がある
具体的な不安材料:
- 業界全体の市場縮小が続いている
- 競合他社に大きく後れを取っている
- 経営陣の方針が不透明または頻繁に変わる
- 離職率が異常に高い
僕が小売のベンチャーから病院経理に転職した理由の一つがこれでした。コロナ禍で小売業界全体が大きな打撃を受け、会社の将来性に不安を感じたのです。一方で、医療業界は社会的に必要不可欠で安定性があると判断しました。
見極めポイント: 業界動向や競合分析を行い、客観的なデータに基づいて判断することが重要です。感情的な不安ではなく、具体的な根拠があるかを確認しましょう。
サイン4:人間関係が改善の見込みなく悪化している
具体的な問題例:
- パワハラやモラハラが常態化している
- 上司との価値観が根本的に合わない
- チーム内でのコミュニケーションが機能していない
- 職場の雰囲気が慢性的に悪い
人間関係の問題は、業務効率や精神的健康に直結します。僕自身、病院経理時代に上司との考え方の違いで悩んだ経験があります。医療業界特有の保守的な文化と、僕が求める効率化や改善提案との間にギャップがありました。
そして今の会社でも、社長が感情的な人で怒鳴る人なので、転職を考えています。
感情的な人がいると、ある時はOKだったのにある時はダメになるなど、業務に論理的な基準がなく部下は仕事をしにくくなります。(まさに今の僕です)
見極めポイント: 一時的な対立と構造的な問題を区別することが大切です。話し合いや時間の経過で解決可能かどうか、冷静に判断しましょう。
サイン5:労働条件が明らかに不当または改善されない
具体的な問題例:
- サービス残業が常態化している
- 給与が同業他社と比べて著しく低い
- 有給休暇が取得しづらい雰囲気
- 昇進や昇給の基準が不明確
労働条件は交渉によって改善される場合もありますが、会社の体質的な問題の場合は根本的な解決が困難です。
転職を決断する前にチェックすべき3つのポイント

1. 問題の原因は本当に会社にあるのか
まず自分自身を客観視することが重要です。スキル不足、コミュニケーション能力の問題、期待値の設定ミスなど、自分側に改善の余地がないか検討しましょう。
2. 現在の会社での改善可能性はあるか
上司との相談、部署異動の可能性、業務内容の変更など、転職以外の解決策があるかを探ってみてください。
3. 転職先で同じ問題が起きる可能性はないか
転職理由を明確にし、次の会社選びでその点をしっかりチェックできるかを確認しましょう。
僕の転職体験から学んだ「後悔しない決断」の方法
転職理由を明文化する
感情的な判断を避けるため、転職理由を具体的に文字にしてみてください。僕は毎回、「なぜ転職したいのか」「転職で何を実現したいのか」をA4用紙1枚にまとめていました。
客観的な意見を求める
家族や信頼できる友人、転職エージェントなど、第三者の意見を聞くことで、自分だけでは気づかない視点を得られます。
タイミングを見極める
転職活動は在職中に行うのが基本です。また、業界の採用動向や自分のスキルレベルも考慮してタイミングを判断しましょう。
まとめ:「限界サイン」を見極めて適切な判断を
転職は人生の重要な決断です。感情的になったり、周囲に流されたりして後悔することのないよう、今回紹介した5つのサインを参考に、冷静に現状を分析してください。
僕自身、3回の転職を通じてキャリアを積み重ね、現在は理想的な働き方を実現できています。副業でブログやせどり、生成AIを活用したストックフォト投稿なども行えるようになったのは、適切なタイミングで転職判断を行ってきたからだと確信しています。
あなたが今感じている不安や悩みが、一時的なものなのか、それとも本格的な転職を検討すべき「限界サイン」なのか。この記事を参考に、ぜひ一度立ち止まって考えてみてください。
そして、もし転職を決意した場合は、しっかりとした準備と戦略を持って臨むことをお勧めします。僕の経験が、あなたのキャリア選択の参考になれば幸いです。


コメント